シルバーフィルド(SILVER FILLED)とは?
シルバーフィルドとはアクセサリー素材として人気の高いゴールドフィルドと同様の製法でつくられる
新素材のことで、主に真鍮(黄銅・ブラス)などの合金を芯として、総重量の20分の1にあたる5%、
または10分の1にあたる10%の銀合金でコーティングが施されています。 シルバーフィルドに使わ
れている銀合金のクオリティはスターリングシルバーです。
スターリングシルバーとはシルバー(銀)の含有率92.5%以上、割り金7.5%未満の割合で鋳造された
銀合金のことです。 割り金(割金)とは強度や耐久性を高める目的で合金に使われる金属のことで、
スターリングシルバーにおいては銅を主とする割り金が7.5%未満の割合で用いられています。
この割り金の銅によりスターリングシルバーには純銀とはことなる、落ち着きのある特有の光沢感
や色合いがみられます。
シルバーフィルドは銀メッキ(シルバープレイテッド)と比較しても、コーティングされている銀合金の
層が遥かに厚いうえ、銀合金を熱と圧力を加えてコーティングしているため、銀メッキのようにすぐに
コーティングが剥げてくるような心配はありません。
シルバーフィルドは本物のスターリングシルバーの輝きを手軽に楽しむことができる素材のため、
アクセサリーパーツなどの宝飾品や装身具の金具に適した新素材です。
尚、シルバーフィルドのコーティングに使われているシルバーには、空気中の硫化ガス(硫黄ガス)と
化学反応を起こし硫化銀の皮膜を作る性質があり、この硫化銀の皮膜が厚くなるにつれて黄色〜
茶褐色〜黒への変色がみられます。 シルバー特有の硫化による変色はシルバーフィルドにおいて
も同様にみられますが、シルバーフィルドのコーティングに使われているスターリングシルバーは純銀
や他の銀合金と比べても硫化しにくい性質があることが知られています。 シルバーフィルドが硫化に
より変色してしまったとしても、通常は内部まで硫化反応は起こりませんので、シルバー専用のクリ
ーナー等でメンテナンスすることにより永くご愛用いただくことが可能です。
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